『「メディウムフレーム」からの表現 : 創造的なメディアリテラシーのために』刊行のお知らせ

 土屋祐子(2019)『「メディウムフレーム」からの表現 : 創造的なメディアリテラシーのために』広島経済大学出版会 が刊行されました。

 全国丸善・ジュンク堂書店で購入(取り寄せ)可能です。https://honto.jp/netstore/pd-store_0629730071.html
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 問い合わせ先は広島経済大学出版会です。 http://www.hue.ac.jp/about/pb_about.html

 本書で筆者はまず創造的なメディアリテラシーとは何かを考え直し、それを伸ばすための概念「メディウムフレーム」と学びのモデル「クリエイティブ表現パス」を提案しています。後半では実際にゼミ生たちと取り組んできた実践の報告や学生の声、利用したワークシートを掲載。リレー型デジタルストーリーテリングについては第5章で詳しく取り上げられています。

『「メディウムフレーム」からの表現 : 創造的なメディアリテラシーのために』土屋祐子
目次:
はじめに

第1章 メディウムフレームと創造的なメディアリテラシー
1. 「メディウムフレーム」とは何か
2. 「創造的なメディアリテラシー」とは何か
3. 創造的なメディアリテラシーを伸ばすためのメディウムフレーム

第2章 オリジナリティを生み出すための3つのクリエイティブ表現パス
1.メディウムフレームとオリジナルな表現
2.「クリエイティブ表現パス」とは
3.3つのクリエイティブ表現パス

第3章 クリエイティブ表現パスI:気づく
1. 「メディウム記録」による再現性
2. ものの見方を可視化するメディウムフレーム
3. 写真実践のイメージ
4. 「写真で発見ワークショップ」
4-1.「写真で発見ワークショップ」とは
4-2. 実践プログラム
4-3. 実践作品
4-4. 取り組んだ学生の「声」
5. 写真実践の展開―地域の情報資源に

第4章 クリエイティブ表現パスII:表す
1. 多様でユニークな「メディウム制作」
2. 「フォトカルタ」づくり
2-1. 「フォトカルタ」の特性
2-2. 実践プログラム
2-3. 実践作品
2-4. 取り組んだ学生の「声」
3. 「音ハガキ」づくり
3-1. 「音ハガキ」の特性
3-2. 実践プログラム
3-3. 実践作品
3-4. 取り組んだ学生の「声」

第5章 クリエイティブ表現パスIII:語る・意味づける
1. 「ストーリー構成」とデジタルストーリーテリング
2. 「リレー型デジタルストーリーテリング」
2-1. 「リレー型デジタルストーリーテリング」の特性
2-2. 実践プログラム
2-3. 実践作品―土砂災害の語り継ぎ
2-4. 取り組んだ学生の「声」
3. リレー型自己語りの展開プログラム―表現と他者・地域理解の学びの交差
3-1. 地域におけるリレー型実践
3-2. 観光の眼差しからの地元語り
3-3. 音から呼び起こされる感性のストーリー
3-4. 対話と協働のデジタルストーリーテリング

おわりに―自分でメディウムフレームを描いていくために
あとがき
ワークシート例①~⑭
参考文献・資料
索引